もし私が「日本のどこに住んでみたい?」と質問されたら、今なら青森県がトップに来るのではないかと思います。そう、もしも2日前に聞かれていたら、北海道と言っていたでしょう。また数日後ならば違っているかもしれませんが、今ならまさしく青森です!
二風谷を出発してから、新千歳空港まで運転し、青森空港まで飛びました。そこで(借りるのはこれが最後の)レンタカーを手に入れて弘前まで運転し、これから2泊を過ごす新しいホテルにチェックインしました。
弘前パークホテルは、弘前駅と弘前城の間に位置していて、早朝に電車に乗らないといけない私にはとても便利です。
私の鉄道周遊の旅は、弘前駅を出て、南に向かい秋田県の大館、そして東へ東能代駅、さらに五能線でまた北上し、弘前まで戻るというコースなので、当然すごく朝早く出ないといけなかったのです!
最初に乗った大館行きの電車は通常の通勤列車で、眠そうな目をした学生たちたくさんと、新聞を読むビジネスマンが少しいました。
弘前から秋田県の大館に到着しました。大館は、秋田犬の生誕地として有名です。ハチ公の話は聞いたことがあるかもしませんね。渋谷駅にいる忠犬で、ハチ公は秋田犬を一躍人気の品種にしました。
大館からは、霧がかった山あいを東能代へと向かいました。最後の方では太陽が出てきて霧を払ってくれましたが、最初窓の外を見た時は少し心配になるほどの天気でした。
高速で移動する列車で写真を撮るのはとても難しいですね。何度も、素晴らしい景色が撮れたと思い、チェックしてみると…だめだ!まただ!、となります。木や植物のせいで写真がうまく写らなかったりと、とてもやきもきしました。だから、東能代では五能線を行く観光電車・リゾートしらかみに乗り換えられてよかったです。
五能線を、青森から秋田に(その逆も)に走る電車は三種類ありますが、今日は私は「青池」に乗りました。世界遺産である白神山地にある有名な青池から名前が取られたハイブリッドシステムの電車で、五能線によって経営されています。他にも「ブナ」(緑のカラー)と「くまげら」(赤と黄色)があります。
電車には大きな(そして綺麗な!)窓から素晴らしい景色が見られ、座席は二種類ありました。両サイドに通常の二人掛けシートと、ブース型の座席です。こちらは、テーブルが真ん中にあって4人が一緒に座ることができます。私はこの二人掛けの方に座りました。
まず私は、電車の中で食べられる「駅弁」を買いました。これは見逃せませんでした。そこから私は素晴らしい景色が現れるのを待ち構えました。すると、来ました!リゾートしらかみの特徴は、主要なポイントでは減速してくれることで、おかげで景色を長い間楽しめます(写真もたくさん撮れます)。
駅によっては2−3分外に出ることができて、スタンプを押してもらったり、バスケットにシュートして景品をもらえたり(私はダメでした)、足をストレッチしたりできます。深浦駅ではホームに降りて写真を撮っている時に、電車の汽笛が聞こえた気がしました。まさか、まさか…と思ったら、そうでした!こちらは「くまげら」、秋田に向かうもうひとつのリゾートしらかみでした。
深浦からは、天気がますます悪くなり、風が強くなってきました。何ヵ所かでは、電車が走るには風が強すぎて完全に停車しないといけなくなることもありました。ではこの機会に、と私は駅弁を食べることに。秋田の特別な鶏めしと青森のアップルジュースです。
海岸線を内陸へ、弘前と青森方向に進み始めると、窓の外を見る他にもお楽しみが増えます。
この三味線のスタイルは、青森の津軽地域のもので、とても演奏が難しいものです。二人の演奏家は単に腕がいいだけではなくて、上下左右に揺れ動く電車の中で弾くわけですから、本当に見事です!
伝統的な演奏を聞いたり窓の景色を見ているうちに、あっという間に弘前駅に着きました。
ホテルに少し戻ってから弘前でお城を見ようとでかけたら、天気があまり良くなく、城の修復を見ようとしたのですが、雨が降り出しホテルに早めに帰って来ました。そこからは本日の夕食という運びに…
夕食中は津軽三味線のライブパフォーマンスです…最高ですね。
さあ、次は秋田です。次はどんな冒険が待っていることでしょう!