福島
浄土平の沼
今朝は、きらくや旅館ですがすがしい早朝を迎え、美味しい朝食を頂きました。パンじゃなかったのが少し残念でしたが。そのあと杉本さんと一緒に、滞在している町から約1時間のところにある山脈へと出掛けました。 福島県は本当に、信じられないくらい美しいところです。欧米の人が今「福島」と聞くと、思わずちょっと恐怖心を抱いてしまい、この辺りの自然が美しいなんてことは考えないでしょう。しかしそれでも変わらず、福島の自然はとても美しいのです。とてつもなく大きな森、スキーの斜面、広大な土地...本当に驚くほど素晴らしいのです。
福島の素晴らしい山々
私たちは車で標高約1700メートルの地点に向かいました。紅葉の美しい森を抜け、途中、霧雨で前が見えなくなりながらも、浄土平レストハウスまで辿り着きました。私たちはそこに車を止めて、4時間のウォーキングへと出発したのです。 まず私たちは、広い湿原を通り抜けました。湿原は金色や鮮やかな赤色をした草で覆われていて、息をのむほどきれいでした。そして山を登り、鎌沼という小さな沼の周りを歩いて、草 (それとも竹) に覆われた広い高原に出ました。その高原はアイルランドのものと不思議なくらい似ていましたが、今日のお天気までもがちょっとアイルランドに似ていたのは残念です。実際、昨日の午後からずっと雨が降り続いています。
吾妻小富士の火口
高原から私たちはまた、山を下り始めました。道はとても滑りやすく、実際に私は転んで足首を痛めてしまいました。でも、きっと明日には大丈夫だと思います。 そのあと、今日のウォーキングの本当のハイライトとなる吾妻小富士に向かいました。吾妻小富士の火口は、ほぼ完璧な丸い形をしています。残念ながらとても風が強くて、火口の周りを一周することは出来なかったのですが、かなりじっくり見ることが出来ました。そして、周りの美しい谷の景色も楽しみました。
火口への道
火口の中
谷の美しい眺望
ウォーキングのあと、浄土平レストハウスで温かいうどんを昼食に頂き、町まで戻りました。残念ながら、ウォーキングから帰って来てからは、足首を氷で冷やしながら休むこと以外、大したことはやっていません。でもつい先程、このきらくや旅館で素晴らしい夕食を頂きました。そして今から4階に行って、貸し切り温泉の一つに入ってきたいと思います。
きくらや旅館の私の部屋のプライベートガーデン
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