旧東海道
台風のために今日のウォーキングはキャンセルになってしまったので、今日のガイドの野田さんは、私が歩く予定だったルート沿いにある観光スポットのいくつかに私を連れて行って、違う甲賀を見せてくれました。
私たちはまず、MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)に立ち寄りました。そこでは根来 (ねごろ: 主に中世の神社仏閣で使用されてきた朱漆塗の器や家具類の総称))の展示を見る機会に恵まれました。本当に信じられないくらい美しく、何百年も前に生きていた人々がこんなに美しく、それでいて丈夫な調度品をどうやって作ったのだろうと、驚いてばかりいました。
ミュージアムを出て昼食を食べたあと、旧東海道の一区間に向かいました。昔の東海道の雰囲気を保つために、この道沿いに立ち並ぶ家は、昔のままの外観を維持するように要請されている、と野田さんは教えてくれました。いくつかの家には、東海道がまだ利用されていた時の様子を説明する文章が壁に掛かっていました。私たちは伝馬館と古い本陣を訪ね、建物の案内をしてもらいました。(私たちを案内してくれた年配のご婦人は、この家の元家主の13代目の子孫の奥様だそうです。ふーっ、長くて言いにくいですね!)
大名に随行する行列のジオラマ
部屋から続く庭の説明をしてくれました
私たちは最後に、甲賀の忍者屋敷に立ち寄りました。ここは日本に現存する唯一の忍者屋敷です。この屋敷を訪れて分かったことは、忍者はとても強いけど背は高くない、ということです。忍者が敵と顔を会わせることはほとんどありません。でも、罠や策略を使って敵を捕まえます。忍者は毒や薬を作ることにも長けていて、そのお陰で戦いが有利に運びます! 私は手裏剣を投げさせてもらいました。言っておきますが、近いうちに誰かと手裏剣を使って戦う予定なんてないですよ。手裏剣に関して知ったおもしろいことは、そんなに遠くへは投げない (ガイドさんは2メートルだと言っていました) ということと、忍者は手裏剣を無駄遣いしないということです。
これは右から左に読みます
手裏剣を投げるところ。なんとか的に命中しました!
雲行きが怪しくなってきたので、今日の宿泊先の「かもしか荘」に向かいました。そこに向かうまでの道には鹿がよく飛び出してくるそうで、注意して運転するようにと野田さんは忠告してくれました。私は鹿をひくこともなく、鹿がぶつかってくることもなかったので、ほっとしました。
今から温泉に入ってきます。また名古屋でお会いしましょう!
鹿にはぶつかりませんでしたが、夕食に鹿の肉を戴きました
こんな大きな部屋に泊まりました!
金属でできた手裏剣。そんなに遠くまでは飛びません。
私は忍者屋敷に住むでしょう。いつかきっと。
左へ行けば東京、右へ行けば京都
鎖樋 (くさりとい)
旧東海道を旅する野田さんと私
東海道に53ある宿場のそれぞれの様子を表すジオラマ
伝馬館には、地元の産物53品の展示がありました
お昼には巨大な巻寿司。サイズが分かるようにレンズキャップを並べています。
信楽は器の焼き物で有名です。これは木を燃料とする釜。
壊れた陶器のかけらもカワイイ
MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)への道
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