日本は特にお気に入りの旅先で、今回でこの国を訪れるのは4回目となります。ツアーでは、日本の北部を知ることができるので、今から待ちきれない思いです。昨年、日本の南部を旅し、屋久島に行きました。北海道をはじめとする北部地域の景色や雰囲気が、南部とどのように違うか実感できるのが楽しみです。日本文化の奥深さに魅せられたのは6年前、日本語の初級講座を受講した時です。以来、大学でも日本語の勉強を続けました。

私の故郷ともいえる日本で開催されるこの大きなプロジェクトに参加できてとても嬉しいです。私は日本に５年間住んでいたことがあり、この国の酸いも甘いも味わいました（笑）。いろんなことがありましたが、それでも私が日本に帰る時は「ただいま」という気持ちにさせくれる国なのです。

私は日本で東日本大震災を経験しました。当時私が住んでいた地域の震度は6でした。震災後の日本は不安と混乱に満ちていたので、シンガポールにいる家族や友人に私のいる地域の無事を伝えました。震災から数週間、数ヶ月たってもなお、日本を訪れようとする人々の間に、誤った情報や誇張された情報が流れていました。それらを見聞きするたびに、やるせない気持ちになりましたが、できる限りそのような情報を事実に近づけることが自分の役割でもあると考えています。

5年間の日本生活で、国内旅行は何度かしましたが、九州には行ったことがありませんでした。南ルートは九州の佐多岬からスタートします。南ルートの壮大な景色をみなさんにお伝えするのがとても楽しみです。もちろん、南ルートは九州だけではありません。九州から始まり、糸魚川までの道のりです。私見ですが、現地でその魅力を伝えてくれる人と一緒にハイキングやサイクリングをすることが、日本の景観を味わい、かけがえのない経験をする最高の方法だと考えています。

トーマス・コーラが言うように、日本は、被災地である以上にすばらしく、壮大です。日本には、まだまだあなたの知らない魅力にあふれた地域があります。

I love Japan.

We love Japan.