ゴーストタウンを通って石巻へ
頑張れ日本
今日もまた、三陸海岸で過ごす特別な一日となりました。昨夜は平泉でトルコビール (そうなんです、日本にいるのにトルコビール!!)を飲みながら、美味しいご飯 (ホテル武蔵坊のご飯はご馳走でした!) を食べて楽しいひと時を過ごし、今朝は素敵な旅館で目覚めました。そして午前中に次の目的地に向かって出発しました。今日は長距離ドライブをして、津波の被害を出来るだけたくさん見ることにしたのです。私たちが見たのは信じられない光景でした。
沿岸部のドライブで南三陸町、というより津波に流されずに残った部分の南三陸町を通りました。高さ16メートルの高波のために、この町はほんとうに根こそぎ流されてしまったのです。波の高さは6階建ての建物とほぼ同じであり、それが襲いかかってきたのです。南三陸町の場合は、約90%の建物が押し流され、高いビルだけが残りました (その残ったビルも、数えるほどしかありません)。それだけでなく、町の人口の半分にあたる住人の方々も流されてしまったのです。私が言っているのは「町」の話です。5軒の家だけがある村のことを話しているのではありません。
津波によって破壊された鉄道の線路。私たちは実際に、この橋の下の道を通り抜けました。かなり怖いです。
南三陸町に残っている数少ない建物の一つ。消防署です。
消防署の前に作られた慰霊碑
地震が発生した後、沿岸部の多くの地域の地盤が沈下しました。今日は雨が降っていない普通の日でしたが、海面がかなり上まで来ています。
私たちは、プレハブで作られた新設のタウンセンターに立ち寄って昼食を取りました。プレハブのショッピングセンターですよ、想像してみて下さい。
南三陸ショッピングセンター。プレハブで出来ています。
そこから私たちは女川町までドライブを続けました。女川町は、3階建てのコンクリートのビルが倒壊するほどの大きな津波に襲われました。津波の被害の大きさは、まったく想像を絶するもので、2年半経った今でもそれを目の当たりにすることができます。
津波によって倒壊した3階建てのコンクリートのビル
このような信じられない光景をたくさん目にした後、私は石巻へ到着し、石巻FMに直行しました。石巻FMで私はインタビューを受けました。この様子は明日の午前11時に放送されます。今日はほんとうに、凄い一日でした。
初めてのラジオ出演が日本語なんて信じられません
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