雨の鹿児島
なぎさ公園で軽石探し
今日のブログのタイトルが示すように、私たちが歩いている時はいつも雨が降っていました。でも雨が降っていようと晴れていようと、集まろうと誓った私たちウォーカーは、約束通り集合しました (もちろん私も!)。私たちは傘をさし、レインコートやジャケットに身を包み、一人はクマの帽子をかぶって歩きました。端から見ると、怪しい団体のように思えたでしょう。私達は歩いて城山展望台まで上りました。雨具は何の役にも立たず、みんなずぶ濡れになりました。
鹿児島行きの桜島フェリーターミナル
鹿児島市内を走る路面電車
桜島が噴火し、次の日に雨が降った時に起こる面白い現象は、雨の中に灰が混じる事です。車に付いた灰が、激しい雨によって流される事を期待していましたが、雨が乾いた後、車はもっと汚くなっただけでした。
火山灰で汚れてしまった車
今回のウォーキングを通じて、鹿児島についてもっと詳しくなりました。例えば、鹿児島の食べ物がなぜ甘いのかという理由も分かりました。砂糖は昔、とても貴重な物で、特別な行事や大切なお客様をもてなす時だけに使用されていました。時代の流れと共に砂糖が手に入り易くなっても、その名残で鹿児島の食べ物は甘くなっていったのです。例えば鹿児島の醤油は、東京の醤油よりも甘いのです! (私にとって、それは甘〜い驚きでした。)
そして、侍の精神を持ち続け、高貴に生きる人を、薩摩隼人と呼ぶ事も知りました。
雨に喜んで遊ぶカエル
桜島に住む人は、この活火山とどのように付き合っているのでしょうか? 人生のほとんどをこの島で送っている人たちにとって、噴火が起こった時にまず考えるのは逃げる事ではなく、風向きがどうなっているかという事です (自分が住んでいる方角へ来るかどうかが重要です)。あなたがここに来て、大きな噴火に遭遇するような事があっても心配ありません。避難計画や危機管理計画はちゃんと立てられています。
西郷隆盛の像の下で今日歩いたみんなと集合写真1
私が滞在した桜島シーサイドホテルの岩本さんは、桜島最後の目的地である「なぎさ公園」まで同行してくれました。そして、99年前に起こった桜島大噴火によって、この公園の土地が形成されたと説明してくれました。この辺りには火山岩が至る所にあり、英語では「pumice」という言葉で知られている「軽石」も公園内で拾う事が出来ます。
長時間歩いた今日の旅を、なぎさ公園の足湯で締めくくったのは大正解でした。片側には桜島、反対側には鹿児島市の景色を望む事が出来ました。足湯の場所はとても広く、入浴料は無料だという事を、皆さんは知っていましたか?
(雨で濁っていますが)足湯には座席がたくさんついてます。
この足湯は海と鹿児島市に面しています。ここで夕日を見たら絶景のはず。
桜島の半分は煙で覆われています。それとも煙のような雲?
私の部屋は海に面しており、朝に指宿(いぶすき)の景色を眺める事が出来ました。天気が良ければ夕食の時に、夕日に染まる指宿も見る事が出来ます。私の部屋に運んでもらって食べた夕食は、ご馳走でした。刺身、肉じゃが、野菜の煮物など、沢山の料理が出されました。どれを最初に食べるか迷っただけでなく、お腹がとっても一杯になりました!((夕食の前にお風呂に入っておきました。食べた後に寝るのは最高ですね。(笑))
One day, there'll be a lick your screen taste function. Then you too, can taste the difference in the soy sauce.
第4日目のウォーキングは、かなり手強いようです。だから私は今日、こんなに沢山の料理を食べさせられたのでしょう。次のチャレンジに立ち向かう人は、沢山食べて下さいね。では、また。
ありがとうごわす!(鹿児島弁で「ありがとう」の意味)
桜島へ向かうフェリー乗り場で集合写真2
雨の鹿児島には珍しい動物も出現しました
本州ではなかなか手に入らない2000円札は、鹿児島ではよく使われています
桜島では、世界有数の大きな大根が育ちます
桜島では世界で最も小さいミカンも育ちます
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