美しい木曽谷
絵本のような町、妻籠
今朝は私が旅を始めて以来、一番冷え込んだ朝でした。木曽町観光協会の須藤さんは今朝、おん宿 蔦屋 (おんじゅくつたや) まで私を迎えに来て下さり、今日一日中ガイドを務めて下さいました。お疲れさまでした!
馬籠からの朝の風景
今日は朝食の時にホテルからプレゼントを頂き、良い一日のスタートを切ることができました。このホテルのサービスは素晴らしく、食事も最高です。今日の夕食時には、木曽ヒノキで作られた漆塗りの箸をプレゼントしていただきました。とても素敵なプレゼント! 今日は、木曽ヒノキについて学びました。御神木としても知られる木曽ヒノキはとても貴重な木で、伊勢神宮の建物にも使われているそうです。
朝食のプレゼント。おいしい食べ物が詰まった2段弁当。
私たちは馬籠 (まごめ) に向かい、そこから妻籠 (つまご) までのウォーキングを開始しました。今回は約4時間の行程でしたが、2つの県をまたがって歩いたのは今日が初めてです。馬籠は岐阜県、そして妻籠は長野県に位置しています。この区間の中山道はとても美しく、また、周辺の町もとても素敵で、「日本で最も美しい村」連合に加盟するのに相応しい場所です (京都府の伊根町も加盟しています!)。
ウォーキングのスタート
きれいに並べられた薪と山の景色
ウォーキングの途中で、カロリーナが何度も目にした「クマ注意」の看板を、私もこの旅で初めて見ました。須藤さんはご自分のカバンにクマよけのベルを付けておられましたし、ルート沿いにもクマよけのベルが設置されていて、私たちはそれも鳴らしながら歩いたので、クマに遭遇することはありませんでした。ほっ!
初めて見た熊の注意書きと熊よけのベル!
私たちは休憩所の一つにも立ち寄り、そこで鈴木さんにお会いしました。鈴木さんはこの休憩所を切り盛りしている4人の方のうちの1人で、中山道を歩く人たちを温かく迎えて、飲み物や食べ物、情報などを提供しています。鈴木さんと須藤さんは一緒に、素晴らしい木曽節 (唄) と木曽踊りを披露して下さいました。鈴木さんが歌い、須藤さんが踊りの担当です。私はこの唄と踊りを見たのは今回が初めてでした。彼らの生のパフォーマンスの素晴らしさは、なかなか言葉で表現することはできません。
須藤さん、鈴木さんと一緒に
将来、家にいろりを作りたい!
妻籠に到着した時には、とてもお腹がすいていて、すぐに昼食を食べ、食後には栗汁粉も頂きました。今日のような雨の日に食べるお汁粉は最高で、体の中から温まりました。妻籠では脇本陣奥谷のガイドツアーにも参加しました。ガイドさんは、囲炉裏の周りに座る時の座席の決まりについても説明してくれました。何にでも理由があるんですね!
私のお腹に収められた甘くておいしい栗汁粉
須藤さんが本陣で私を待って下さっているところ
中山道のウォーキングを終えたあと、須藤さんは私を別の観光スポットに連れて行ってくれました。桃介橋をなんとか渡り、木曽川の水流の浸食によって形成された奇岩が並ぶ寝覚めの床へ (今回のルートで見た美しい景色の上位に入ります)。開田高原沿いの景色の良い道路もドライブしました。言うまでもなく、最近この辺りで始まった紅葉で、眺めはとても素晴らしいものでした。
寝覚めの床の景色
2人の人が立っている場所へ行くには、岩をよじ登らなくてはなりません
桃介橋
川に掛かる橋
かつて支払い方法の一つとして、高価な木が用いられていたのを知っていましたか?
郵便箱
道中の風景
キノコとアルファルファの芽。美味しいかな?
このサワラの木は樹齢300年!
私たちが歩いた証拠
須藤さんからのプレゼント!本当にありがとうございます!
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