今日は、三陸海岸の美しい北山崎の断崖を散策しました。11時にガイドの武井さんと待ち合わせ、そこで熊谷さんとご家族にも会いました。朝は武井さん、午後は熊谷さんに案内してもらいます。
さっと写真を撮ってから、武井さんと一緒に車で数分移動しました。
そこからは砂浜沿いを歩き、岩に隠れている洞窟へ、さらに中に入りました。中は真っ黒なのですが、武井さんが懐中電灯を使ってくれました!
ひとつめの洞窟から、次の洞窟へと進みました。最初のは乾燥していたのですが、次のはまったく違いました。私はくるぶしまで水に浸かってしまったので、武井さんは戻りたいかどうかと尋ねます。もうどうせ濡れていたので、まだ行きます、と伝えましたが、水はますます深くなっていきます…もしも水がお尻くらいまで来たらどうしよう、と心配し始めて数メートルで、少し浅くなりました。セーフ!
逆側には、美しく静かなビーチがあります。
一夜前の嵐が去り、たくさんの「昆布」が浜に洗い流されて来ていました。昆布はスープや他の料理の味付けに使われるのですが、熊谷さんは漁師でもあり、昆布を集め、乾燥させて売ります。他にもウニや、地元の海産がここにはたくさんあります。
写真を十分なほど撮り、また濡れに濡れた洞窟を通って車へ。そして、北山崎レストハウスに昼食のために戻りました。
武井さんが戻るタイミングで、熊谷さんが引き継いでくれました。北山崎のレストハウスを運営されている方で、私はそこで昼食を食べたのですが、地域特製の面白メニューを選びました。
昼食を食べている時に、熊谷さんは2011の東北の震災について話してくれました。実は熊谷さんは、震災の時まさに私が先ほど立っていたあの浜に、30名ほどの人たちといたそうです。砂の上に立っていたので、ほとんど揺れを感じず、突然いくつもの山崩れが起こってかなり驚いたと言います。それから皆さんと避難し、運良く津波が来る前に無事戻れたそうなのですが、間一髪でした!
昼食以降は、熊谷さん家族と一緒に他の展望台から崖を見た後、浜の近くまで降りました。ものすごい階段でした!
無事に帰ったらアイスを買ってもらえる約束となったので、年長の子供たちは行きたがります。長い時間をかけ、何度も休みながら、ついに一番下まで辿りつけました。
…で、この後はまた上まで戻らないといけません。でも喜んで報告します。最後にはアイスをゲットできました!アイスを食べた後にはお別れを告げて、宮古のホテルまで車で戻りました。
帰り道もうひとつの展望ポイントに止まりました。5つの断崖が連続していました。
今日のホテルは、北山崎から一時間ほどにある宮古ホテル沢田屋です。私の部屋は、宮古市が一望できる和室です。
ホテルの夕食はいっぱいで、美味しかったです。すべての料理のディテールが素晴らしく、かぼちゃの葉っぱとにんじんの花が特に気に入りました。料理の出され方にそれぞれ配慮が行き届いていて、食べるには美しすぎるほどでした!…が、食べました。お腹がすいていたからです!
明日は宮城へと向かいます。またね!
翻訳:We Love Japan Tour 事務局・中山慶