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本日のHidden Beauty・隠れた魅力はというと、静岡県は伊豆で育つ、あのつーんと美味しいわさびです!わさびは、西洋わさびやマスタードに近く、練りものにされて味付けに使われます。
日本の調理ではよく使われるものの、本わさびをまったく食べたことがない方もいるかもしれません…わさびを育てる行程は難しいため値段が高く、西洋わさびに着色をして代用するレストランも多いです。でも私は今日、本わさびにトライする機会を得ました。そしてハマりました。美味しかったんです!
今朝はまずは少し自分でこの地域をまわろうと、海をバックにした細野高原の美しいすすき野を見に行きました。
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美しい朝です!
この後、本日のガイド・山城屋わさび店の山城さんに会いに車を走らせました。
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今回のためにワサビ・グリーン色の服を着てくれています!
山城さんがこの地域をガイドしてくれたおかげで、どのようにしてわさびが育つのかを学ぶことができました。最初に種は温室で、砂の土に植えるのに十分になるまで育てられます。
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種を育てるための、日陰の温室
3ヶ月後、若いわさびは、わさび田に植えられるまでにしっかり育ちました。
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若いわさびが下の田で、上がもっと育ったもの
わさびは小さな区画に植えられ、それぞれの区画が離れています。わさびは山間地で育てられることが多いため、高台の段々な地形が理由と思うかもしれません。でも実は本当の理由というのは、水なんです。
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隔てられた3つの区画
最高のわさびが育つには、清らかな流水が必要です。それぞれの区画が違う水なことで、ひとつの水が良くなくても、他に影響を及ぼさないのです。水が常に内外へ流れていました。
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清らかで、きれいな水が必須です!
わさびが育つのにもうひとつ重要な要素は、水温です。一般的に山水は一年を通して同じ温度なのですが、太陽に照らされて水温が上がると、わさびにはよくありません。それで日陰があることも大事なんです!
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この木が夏には陰をつくります
わさびは収穫するのに良いサイズになるまでには8ヶ月かかります。抜かれた後に、そのわさびが育った同じ水で洗われます。
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収穫されたわさびを洗います。
わさびは通常5月に花を咲かせますが、わさび田を歩いている間、あちらこちらで花を見つけました!
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花と蝶々とわさび
わさびの育ち方を学んだ後は、この地域の有名な滝を見ることができました。実は7つもの滝が近くにはあるのですが、昼食が近かったのですべては行きませんでした。
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これが釜滝(かまだる)の滝
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こちらは、初景滝(しょけいだる)。友達と一緒に!
昼食会場は、滝の近くの「泣かせ隊食堂」でした。こちらはわさび料理に特化したお店で、素材をシンプルにすることでわさびの味を際立たせてくれます。シンプルながら、すべてがとても美味しい!
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どうぞ中へ!
自分の小さな本わさびをおろすこともできます。
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これがおろす前の写真
スーパーで買う練りわさびとはまったく味が異なります。つんと来ますけど、やめられませんでした!
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ご飯の上には新鮮なおろしたてのわさび、そこにわさび漬けがついて、かつおぶしがまぶしてあります。本当に、美味しい。これが一番好きでした。
昼ごはんでお腹いっぱいになった後は、今度はまた別のわさび料理・わさび漬けを試す時間です。ここでの私の先生は稲葉さん。わさび漬けは茎の部分を小さくカットして、少量のアルコールと、日本酒の酒蔵から買われた酒かすを混ぜます。うまく説明できないのですが、甘酒を試された方なら、あの味にわさびが加わった感じです。いい感じです!
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根と茎を切ります。
ワサビを切った後に、塩を混ぜてもまみ、そして2−3分置いてから、水分を出すために絞ります。その間に少量のアルコールと、それより少し多い塩分がうまく混ざり合います。
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わさびを塩でもみます
こうしてうまく混ざりました。じゃーん!3日ほどしたらわさび漬けが食べられます!
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稲葉さんと私はできあがりを見せ合います。
これで、わさびツアーは終了です。稲葉さんと山城さんにお礼を伝え、伊豆今井浜東急ホテルへと戻りました。食事とお風呂と、少しのビーチタイムです!
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ホテルはポストカードのように完璧で、本当に綺麗!
今晩は窓の外で波が打ちつける音を聞きながら眠ります。そして明日は群馬県へ向かいます。今日はわさびについてたくさん学びました…これからも今まで通り、市販のねりわさびが食べられるのかわかりません!
翻訳:We Love Japan Tour 事務局・中山慶